【HYROX|食事・栄養学】パフォーマンスを左右する!HYROX向け食事管理・サプリ活用法

目次

はじめに

HYROXは、持久力(ランニング)筋力(機能的エクササイズ)の両方が求められる競技です。そのため、効率的にエネルギーを補給・消費しつつ、筋肉を修復する栄養バランスが重要となります。本記事では、HYROXのパフォーマンスを左右する食事管理のポイントと、レース直前・直後におすすめのサプリメント活用法をまとめました。


1. 持久力と筋力を両立させる栄養バランス

1-1. 三大栄養素の役割

  1. 炭水化物(糖質):
    • 主にエネルギー源として機能し、ランニングなどの有酸素運動を支える。
    • 筋力系エクササイズでも瞬発的にグリコーゲンを消費するため、欠かせない栄養素!
  2. たんぱく質:
    • 筋肉の修復・合成を促し、エクササイズによる筋ダメージの回復を支える。
    • 良質なたんぱく質を十分に摂取することで、競技後の疲労回復がスムーズになる。
  3. 脂質:
    • エネルギー源としても機能し、ホルモンバランスや細胞膜の構成に役立つ。
    • 取りすぎは肥満やパフォーマンス低下につながるので、質の良い脂質(不飽和脂肪酸など)を適量摂取する。

1-2. マクロバランスの目安

  • 炭水化物: 50~60%
  • たんぱく質: 20~25%
  • 脂質: 20~25%

※上記はあくまでも目安です。個人の体質や運動量に合わせて最適なバランスを模索しましょう。


2. HYROXに適した1日の食事例

2-1. 朝食(エネルギーをチャージ)

  • メニュー例:
    • 全粒粉パン+卵(スクランブルエッグや目玉焼き)
    • フルーツ(バナナやベリー類)+ヨーグルト
    • オートミール+プロテインシェイク

炭水化物をしっかり摂りながら、たんぱく質も加えることで午前中のトレーニングに備えます。

2-2. 昼食(バランス重視)

  • メニュー例:
    • 玄米、鶏胸肉のグリル、野菜サラダ(オリーブオイル&ビネガードレッシング)
    • サーモンやマグロの刺身丼+味噌汁+青菜の副菜

炭水化物&たんぱく質をしっかりとり、野菜や海藻などでビタミン・ミネラルを補給。

2-3. 夕食(トレーニング内容に合わせて調整)

  • メニュー例:
    • 豚ヒレ肉のソテー+玄米or雑穀米+野菜炒め
    • 魚の煮付け+ご飯+豆腐・野菜スープ

夜は脂質を控えめに、消化に負担の少ないメニューを意識。就寝2~3時間前には食事を終えるのがおすすめです。

2-4. 間食・補食(運動前後)

  • トレーニング前: バナナ、エナジージェル、カットフルーツなどの軽い炭水化物
  • トレーニング後: プロテインバー、ギリシャヨーグルト、チョコレートミルクなどでたんぱく質&炭水化物を補給

3. レース前後の食事&サプリメント戦略

3-1. レース前(~2時間前)

  • 炭水化物メイン+少量のたんぱく質を摂取
  • 例:おにぎり+ゆで卵、全粒粉のサンドイッチ+チキンなど
  • 食べすぎは胃もたれの原因になるので、腹八分目で留める

3-2. レース直前(~30分前)

  • エナジージェルやバナナなど、素早く吸収される糖質を補給
  • カフェイン入りのスポーツドリンクを少量摂ると、集中力を高められることも

3-3. レース直後(ゴール後30分以内)

  • ゴールデンタイムと呼ばれる30分以内にたんぱく質&糖質を摂取するのがベスト
  • プロテインシェイク+バナナ、リカバリードリンクなどがおすすめ

4. おすすめのサプリメント

4-1. プロテイン

  • ホエイプロテイン: 吸収が早いため、運動後の筋肉修復をサポート
  • カゼインプロテイン/ソイプロテイン: 夜間の就寝時など、ゆっくりとした吸収が欲しいタイミングに

4-2. BCAA / EAA

  • 筋肉の分解を抑え、持久力をサポートする効果が期待される
  • トレーニング中のドリンクに混ぜることで、長丁場のレースに備える

4-3. クレアチン

  • 短時間・高強度のエクササイズでのパワー向上が期待できる
  • ソリプッシュやバーピーブロードジャンプなど、爆発力が必要な種目で効果的

4-4. カフェイン

  • 疲労感軽減や集中力アップに役立つ
  • 個人差があるため、事前に少量から試しておくのが無難(過剰摂取注意!)

5. 水分補給のポイント

5-1. レース中の水分補給

  • 汗による水分・電解質の損失を補うため、スポーツドリンクミネラルウォーターをこまめに摂る
  • 一度に大量に飲むのではなく、少量を頻回に摂取する

5-2. トレーニング時の日常的な水分補給

  • 運動前後の体重差をチェックし、減少分×1.2~1.5倍の水分補給を目安とする
  • 暑い環境や長時間のトレーニングでは、塩分やミネラル補給も忘れずに

6. まとめ

HYROXでは、持久力と筋力の両面に適した栄養摂取が欠かせません。日々の食生活で炭水化物・たんぱく質・脂質のバランスを整え、レースやトレーニング前後のサプリメントで不足分を補うことで、パフォーマンスを最大限に引き出しましょう。特にレース前後の栄養補給や水分管理は、タイムや疲労度に大きく影響を及ぼします。自分の体質や目標に合わせて、最適な食事・サプリ戦略を確立してみてください。

次回は、メンタル戦略について解説します。HYROXという長丁場を乗り切るためのモチベーション維持やメンタルコントロールのコツを学びましょう。

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この記事を書いた人

HYROX大阪
大阪で初のHYROX公式ジムであるGYMFIELD梅田店です。

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